今週から、ポップカルチャーと地域活性化のつながりについて専門家たちが語ります。
1回目は、京都国際マンガミュージアム研究員、倉持佳代子さんが、「まんが王国」を名乗る鳥取県の状況を解説します。
ねずみ男、ねこ娘、目玉のおやじに一反もめん…。
鳥取県境港市にある商店街「水木しげるロード」では、おなじみの妖怪たちのブロンズ像153体が次々と迎えてくれる。
水木しげるのふるさとのこの地は、「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターを使って地域活性化に取り組んだ。
平成5年に23体のブロンズ像で始まり、観光客は年間2万人ほど。
しかし、翌年には約28万人になり、NHKの朝ドラマ「ゲゲゲの女房」のヒットと重なった22年では、過去最大となる370万人も突破した。
成功の背景には、作者が商店街において、鬼太郎の著作権をフリーで提供したことは大きい。
商店街には、オリジナルの土産物がずらりと並び、地域住民が妖怪にふんした仮装行列などイベントも絶えない。
常に商店街に動きがあるのだ。作品に愛情を持って住民が参加するムードは、ファンである観光客を喜ばせ、また来たいと思わせる。
鳥取県は境港以外でも、マンガとのコラボレーションは盛んだ。
例えば、「名探偵コナン」の作者・青山剛昌のふるさとである北栄町では、19年には「青山剛昌ふるさと記念館」が開館し、
コナンのブロンズ像が立ち並ぶ「コナン通り」が誕生した。
また、「遙かな町へ」の作者・谷口ジローのふるさとの倉吉市では、同作にちなんだ町歩きのマップなども制作された。
それぞれマンガをきっかけに、町の新たな魅力を生み出している。
(>>2へ続く)
ソース:http://www.sankei.com/west/news/150510/wst1505100008-n1.html
これらの流れを受けて鳥取県は、24年に「まんが王国とっとり」と称した一大事業に乗り出した。
観光予算の3分の1となる約10億円の予算を投入し、同年8月〜11月には、「国際まんが博」と呼ばれる大きなイベントを主催した。
鳥取出身の漫画家の作品を軸にしつつ、それだけにとどまらない企画を多数展開したのだ。
「まんが王国とっとり」が目指すのは、この動きを地域に根ざすこと。そして、国内にかぎらず世界からの観光客を誘致することだ。
その意気込みは、22年に改名された「米子鬼太郎空港」に次いで、鳥取の主要な空港がマンガの名称に改名されたことからもうかがえる。
今年の3月、「鳥取砂丘コナン空港」が誕生した。
こうしたマンガを地域活性化の起爆剤とする「コンテンツツーリズム」は、今後ますます広がっていくだろう。
26年に経産省が発表した、東京オリンピックに向けた「地域活性化戦略プラン」の中間報告書には、
マンガやアニメなどのポップカルチャーを使った計画も一つの柱となっている。
マンガで地方が元気になることは喜ばしいことだが、危惧しなければならないのは、
企画に作品そのものへの理解や愛情が感じられないものが増えてしまうことだ。
わざわざ海外から来るような人は、よりディープなファンであることは間違いないし、より厳しい目で見るはずだ。
一過性のものにしないためにも、「水木しげるロード」のような事例を改めて見直すことは重要だ。
(以上)
神社潰して韓日友好モニュメントだらけになりました
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13128382698
日本モンサント
遺伝子組み換え作物基礎知識
http://www.monsanto.co.jp/data/knowledge/index.html
遺伝子組換え食品Q&A
厚生労働省医薬食品局食品安全部
http://www.mhlw.go.jp/topics/idenshi/qa/qa.html